ばびぶろぐ!

認知症の母を持つ、30歳OLです。2021年9月に第一子出産!子育て奮闘中です。

52歳でアルツハイマーと診断された母【救われた言葉】


私の母は約4年前の52歳のときに
若年性アルツハイマーと診断されました。

明るくて元気な母がまさか。。。
なんで母がなったのか、本当にショックで苦しくて
自分がなればいいのにと何度も思いました。

 

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◆最初におかしいと感じたとき

私が大学生の時、
頼んでおいた資格の申込をしてなかったのです。
いつもなら絶対に忘れないしっかりした母なんです。

頼んだ私も悪いですが、母に対してひどいことを
言ってしまったような記憶があります。
(とても後悔してます。)

そこから、ガスコンロの火を消し忘れたり、
伝えたことをすぐに忘れてしまうようになりました。
2.3分前に言ったこと・聞いたことを、です。
何度も何度も同じことを聞いてきたり言ってくるのです。

今日、何日?
今、何時?
今日なにするの?
明日何時に起きるの?


確実に母になにか起きていると思いました。
病院に行き、物忘れの診断を受け、
医者から言われたのは

「若年性アルツハイマー」でした。

 


悔しくて毎晩泣きました。
もうあのしっかりした母はいない。
私がしっかりしなきゃいけない。
楽しかった話をしてもすぐに忘れてしまうのです。


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最初はわざとやっているのかと思いました。
日にちも聞いてくるので自分で調べなよなど
いじわるをしてしまいました。


はたから見るとひどいと思います。
でも、ずっと一緒にいて同じことを言われるのは
だんだんと苦痛になってきます。

困っていても話しかけてくるまでほっといたり、
また同じことしてるし言ってもわからないよねと
思ってしまっていました。



◆母に対する意識が変わった“ある言葉

母の友人の介護職をやっている友人が
遊びに来てくれました。

母がトイレに立っているとき、
私の母へ悩み(何度も聞かれるときつく言ってしまう等)を
相談した時に、その友人に

「本人は聞いたことを忘れてて悪気はないの。
何度聞かれても、

初めて聞かれたかのように答えるのが
本人のためだと思うんだ。」



私はこの言葉を聞くまで、
母のことを本当はアルツハイマーじゃない、
わざと同じことをしてるんだと疑ってました。

母がアルツハイマーだなんて

信じたくなかったんだと思います。


この言葉を聞いて
“病気を素直に受け止めて、母のことを一番に考えて
ストレスとかで病気が進まないように私が合わせよう“
と思いました。


しかし、やっぱり悲しいです。

もう母にはわがまま言えません。
甘えたくても甘えられません。
社会に出て、唯一子供になれる場所はもうありません。
母のご飯が食べたいです。(もう料理はできません)


すこしでも同じような環境にいる方、
悩みを共有できればと思います。


今は月に1回、病院に薬をもらいにいってます。
これ以上進まないことを心から祈ります。
5年後10年後の母がどうなっているのか想像できません。
とても心配です。

母の記録も兼ねてアルツハイマーの日常の生活

を書いていこうと思います。



読んでいただき、ありがとうございました。

いまむ。